★出産&育児記録★

一児の母、出産から今に至るまでの記録

記憶がない一日

陣痛が始まり、私は人生で初めて経験する痛みにパニックでした。

とにかくお尻が痛い。

出産準備の必需品リストに、よくテニスボールと書いてありますよね。

陣痛中、テニスボールでおしりの穴周辺をグッと押してもらうと、いきみのがしになると。

ですが、私は「そんなもの必要ないでしょ~ていうか本当にみんな使ってるの?」と半信半疑でした。

当時の私を呪いました。

 

腰が痛い~お尻が痛い~とうめく私に、助産師さんに教わった通りにおしりをグーの手で圧迫してくれる旦那さま。

この時はもう冷静ではなかったので、恥ずかしさなんて皆無でした。

うちの旦那はガタイも良く、仕事柄力もあるほうなのですが、それでも赤ちゃんが頭で圧迫する力には勝てませんでした。

テニスボール様~と何度も胸の中で叫びました。

 

そんな時、破水をして時間が経っているので促進剤を使ってお産を進めよう、と助産師さんから提案が。

もうすぐにでも出してしまいたい!!!!!と思いながらお尻の痛みと戦っていた私は即答で「お願いします!!!」と。

注射大嫌いな私も、この時ばかりは点滴を喜んで受け入れました。

すこしずつ落ちてくる促進剤の点滴。

もっとドバっときてよ!!!!そして早くこの痛みから解放してくれ~~~~

 

2時間ほどして、私は錯乱状態になっていました。

隣のベッドの妊婦さんは、あまりの陣痛の辛さにずっと吐いていましたが、そんなことちっとも気になりませんでした。